12月16日(土)福島ミライの起業家育成プログラムの会津フィールドワークを実施しました。
現在、当プログラムの中で実際に活動を行っている大学生、将来会津地域で起業したいと考えている地域おこし協力隊員など8名の方にご参加いただきました。
この日、まず最初に訪れたのは、会津若松市にある「おにぎりカフェone’s home」さん。
オーナーの小椋真理子さんは東日本大震災で大熊町から避難し、避難先である会津若松市でこだわりのカフェを2店舗経営されています。
小椋さんには「避難先で人脈0から始めた地方の起業」と題し、地方で起業する際の人脈の大切さや、小椋さん流の人脈の作り方や心掛けていることを中心にご講演いただきました。
また、「起業は目的ではなく手段であること、自分のかなえたい強い思いや芯が必要であり、それを実現するための手段が起業であればそれに向かって行動を起こし続けることが大切である」とのメッセージをいただきました。
人の幸せに直結した食の分野で起業された小椋さん。今は、食育に力を入れ、お子様で安心して食べられるよう食材にこだわったメニューを提供しています。さらには、会津の有機野菜など愛情をかけてこだわって作られらた野菜の販売にも力を入れ、会津の農業を守る活動も今後行っていきたいという決意表明もお聞きすることができ、参加者も刺激を受けていたようでした。
次に訪問したのが、喜多方で豆菓子を製造販売し、現在は農家さんへの落花生の生産指導まで行っている「株式会社おくや」さんです。
社長の松崎健太郎さんには、会津農林高校を卒業されてから起業に至るまでの紆余曲折のお話や、起業家・経営者として大切な心構えとして、まず「10年先の夢を語れるように」とのアドバイスがありました。
おくやさんでは、その仕事が未来につながるのか、その未来はあたたかいかを社是とし、理念を定めることで、社員一同その目標に向かって同じベクトルを向くことができているということ。
まずは自分の家族や現在の状況に感謝し、自分を満たすことができて初めて仕事にも一生懸命取り組めるようになること。
ご自分の経験談を交えてされるこれらのお話は、どれもこれも非常に参考になる起業家マインドのお話でした。
さらには、”壁の乗り越え方”についても理論的にお話していただき、なんらかの壁に直面している参加者にとって、次にどんなアクションを起こせばいいのか分かりやすく解説していただきました。
五方良し(三方良しに、さらには社員良し、お取引先良しを加えたもの)の考え方の下、喜多方を日本一の落花生の産地にし、地元農業に貢献することを現在の目標に活動されている松崎さん。その拠点となる落花生センターが昨年完成し、そちらのセンターの見学もさせていただきました。
センターにも社長が大切にしている理念が、誰もが目に入る出入口のところに掲載されていました。
ここにも社員の方々にも何を目標として仕事を行うのかを明確する道しるべがありました。
この施設のセンター長の「私は、この人(松崎社長)と仕事がしたくてこの会社に入りました。」といきいきとお仕事をされていたのがとても印象的でした。
参加者からは、
「自分の中に芯を持つことの大切さを改めて痛感しました。もう一度その芯を探したいです。」
「10年ビジョンを設定し、将来の目標をもう一度明確にしようと思いました。」
など、ビジョン・ミッションの大切さを痛感する感想を多くいただきました。
福島ミライの起業家育成プログラムについて