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【福島ミライの起業家育成プログラム】9/19女川フィールドワークを実施しました

9月19日(火)に福島ミライの起業家育成プログラムのフィールドワークで、宮城県牡鹿郡女川町へ行ってきました。

女川町は、震災で建物の7割強が被災し、人口の10%弱が失われた町。
また震災前は原発と漁業の町だった女川町。
その町が、今、起業家が集まる街となり、新しい女川町に生まれ変わっています。
なぜ起業家が集まる街となったのか・・・
そこには起業家と女川町をつなぐNPO法人アスヘノキボウの存在が欠かせません。
今回のフィールドワークではそのNPO法人アスヘノキボウと、アスヘノキボウが支援し起業された厨勝義さんの手作り石けん工房KURIYAを訪問しました。

【NPO法人アスヘノキボウ】

「地域における起業のポイント」と題した講演を頂きました。
まずはじめに
「地元だから起業する」「この町が好きだから起業する」はお勧めしません!
と厳しいコメントがあり、カウンターパンチを受けた参加者たち。
その後、地域ならではの地域社会の構造を理解し、地域をよく調べ理解したうえで起業することの重要性と、「自分の思いの実現」「地元産業の課題解決」「地域社会の課題解決」の3方良しとなるビジネスを展開し、地域をどこまで豊かにできるのかまで考えることの大切さを事例を交えて教えていただきました。
実際に、地域で起業支援されている存在であるからこその説得力のあるお話しでした。

【南三陸石鹸工房KURIYA】

アスヘノキボウさんから徒歩2分の商店街の中にお洒落なお店を構える石鹸工房KURIYA。
お店に入ったとたんにアロマオイルのいい香りに包まれます。
福岡県出身の厨さんは、震災後、南三陸にボランティアで入り、その後、南三陸の地域資源を活かした手作り石けんの製造販売を始めました。
石鹸の売上が下降している中、オーガニック石鹸市場が拡大していることから手作り石けんに目を付けた厨さん。
「誰かがやればいいと思っていたけど、誰もやらないので自分でやった。女性がいきいきと働ける場所が必要だと思っていたので、そこのニーズにもマッチした。」と創業当時のお話から、
「失敗を失敗と思わないこと。失敗を高速で繰り返し、その失敗を次に活かす。それを何度も繰り返した人が成功する。だから色々まずはやってみることが大切。」
と厨さんの起業家マインドもお聞きし、参加者も熱心に聞き入っていました。
駆け足の女川フィールドワークでしたが、女川が起業家の町となっている理由がよく分かる貴重な一日でした。起業家マインドを持つ人とそれをしっかりと支える組織がうまく連鎖している町でした。
参加者からも
「具体的なケースを基に、地方の特徴を知ることができてよかった。」
「端に地域が好きだからという安易な気持ちで起業してはいけないこと、覚悟が大切だということが勉強になった。」
「お話を聞きながら自分が起業したい地域に置き換えて考えることができました。」
「諦めないで自分のやりたいことを進めていきたい。」
とのコメントをいただきました。
次のミライの起業家育成プログラムは
10/14~15の「ビジネスのアイデア出し合宿」です。
まだ参加人数に若干の空きがございますので、興味のある方は是非応募下さい!
応募はこちらから↓

一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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