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【インターン生募集】ペルソナ作りから始める旅館のブランディング!松島屋旅舘

旅館のめざす方向性を見定め、集客につながるアイディアを生み出そう

まずは自分の目と足で温泉街と旅館を知り、同業他社と比較分析したデータも加えてペルソナを作成。それをベースに、今までにない柔軟かつ斬新な切り口から、旅館のブランディング構築に挑戦してみよう!

■特徴1:震災前・震災後の飯坂温泉、松島屋旅舘

東北地方でも有数の古湯である飯坂温泉。摺上川とその支流である赤川を中心とした街中に、いくつもの温泉旅館が軒を連ねます。震災前、松島屋旅舘のメインユーザーは首都圏からのご家族連れのお客様でした。しかし震災後はそれが一転。復興関連業務の従事者の方々が多くなり、復興がますます進む今後を考えると、どのような層のユーザーを惹きつけるべきか、もう一度柔軟かつ斬新な切り口でブランディングを構築する必要に迫られています。
具体的には、ペットと泊まれる客室、滞在スケジュール提案型のホームページ、数十種類から選べる浴衣など、さまざまなサービスを考案し続けています。それでも、松島屋旅舘の打ち出すブランディングと、これからめざすべき方向性とが本当にマッチしているのか常に模索中です。

■特徴2:柔軟な視点、新しいアイディアを本気で受け止める

突き抜けたものを作りたい。松島屋旅舘がマーケティング・ブランディング戦略で大切にしていることです。しかしそれは実際、これから取り込むべきユーザーのニーズに合っているのか。若い人たちから見て方向性は正しいのか。現状のブランディングの改善点は何なのか。それらを経営側の立場ではない視点から見つけ出し、改めて新しい提案をしてくれるインターン生の力を必要としています!
みなさんが真剣に出してくれたアイディアを全力で受け止め、できる限り反映させたい。大人の本気を見せたいと思っています。

■特徴3:観光業をきちんと産業化する

たとえば観光は、単に娯楽で終わっていないか。その地域の文化や歴史を学ぶためだけになっていないか。本当にめざすべきなのは、経済と地域と活性化するツールとしての産業です。廃業旅館の新しい活用法なども考えていかなければいけません。松島屋旅舘のブランディング構築をする中で、データを分析したり、数値化したり、経済効果を考えたりするノウハウを学び、観光業をきちんと産業化する力の素地を養ってもらいたいと考えます。

▶期待する成果

・現在の松島屋旅舘の考えるブランディングと、現状とのマッチング
・新しいブランディング構築

▶仕事内容

震災後の旅館が取り組むべき課題を見つけ、新しい方向性を提案する

【取り組み1】
●旅館の通常業務を経験&飯坂温泉街の散策(1週目)
・まずは松島屋旅舘を知るところから始めよう
・旅館の通常業務を体験しながら基本的な流れを理解する
・あらかじめ作成したペルソナが合致するかを分析する

【取り組み2】
●ブランディング構築につながる引き出しを増やす(2~3週目)
・松島屋旅舘のヘビーユーザーにアポを取ってヒアリング
・従業員からのヒアリング
・同規模の旅館、特化したサービスのある旅館などの調査報告
・比較対象になる同業他社の旅館を探して、実際に宿泊

【取り組み3】
●ペルソナ完成と新しいアイディア提案(4週目)
・年間を通じた宿泊客数の変化や、ユーザー層を分析
・今後の松島屋旅舘がめざすペルソナを完成させる
・その人物を対象にブランディング・マーケティングを構築
・何か一つ、小さくてもいいので、今後の集客につながる具体的なアイディアを提案

▶得られる経験

・旅館の利用者からの声や地域の現状から、福島の今の姿を知ることができる。
・一つの企業を経営的目線から分析することができる
・旅館のブランディングにつながる提案ができる

▶対象となる人

・旅館業に興味のある人
・家業を継ぐことを考えている人
・地域の人やお客様など、さまざまな人から話を聞き、従業員には聞き出せないようなことも聞き出せる人。
・収集した一次情報を分析し、問題点や改善点を見つけ出せる人
・素直に話を聞き、柔軟に対応できる人

▶事前課題

1.全国にある同規模(客室数21~50)の旅館の中から、以下の条件のいずれかにあてはまる3軒をピックアップしてきてください(特定の温泉街などでも可)。
・何かに特化したサービスを有するところ
・SNSなどを有効活用して情報発信しているところ
・松島屋旅舘のライバルになりそうなところ

2.松島屋旅舘についてできる限り情報収集し、あなたなりのペルソナを作成してきてください。

▶期間

平成29年8月21日~9月15日の約4週間 ※応相談

▶活動条件

【勤務頻度】
週5日以上(40時間/週) ※応相談

【勤務時間】
9:00~18:00(※基本はこの時間ですが、実際は日によって様々)

【宿泊】
松島屋旅舘での宿泊・滞在が必須

【このインターンシップは、復興庁主催の「復興・創生インターン」プログラムです】
・東北内での複数のインターンプロジェクトとの集合研修(事前・事後等)を予定しています。
・自宅から現地までの交通費(往復1回分)が支給されます。
・宿泊場所は現地で準備しております。宿泊代はかかりません(シェアハウス等を予定)。
・食事代等として1日850円が支給されます。

※「復興・創生インターン」は、復興庁事業「伴走型人材確保・育成支援モデル事業」として実施します。

▶活動場所

福島市飯坂町 松島屋旅舘内、飯坂温泉街周辺

▶活動支援金

有り

【松島屋旅舘】100%源泉の豊富ないで湯と、地元の素材を活かした料理でおもてなし

福島の名湯・飯坂温泉にあり、遠くに吾妻山を、お部屋からは摺上川の清流を望む旅館です。無色透明の100%源泉と、旬の地の食材を盛り込んだ料理が自慢です。浴衣やグルメなどを選べるプラン、工夫を凝らしたお風呂、ペットと泊まれるプランなどのサービスも充実。すべての従業員が心のこもった対応をしています。

▶事業内容:宿泊・サービス業
▶設立:明治初期創業
▶代表者:高橋美奈子
▶従業員数:正社員4名(役員を除く)、パート5~6名(季節により変動あり)
▶資本金:4,000万円
▶売上高:1億4,000万円
▶HP:http://www.matsushimaya.co.jp

▶経営者からのメッセージ

観光産業はいわば「総合政策」。一旅館のブランディングから様々な可能性が広がります。

観光産業は関連する裾野が広くお客様に「衣・食・住」を提供します。地産地消や歴史、文化、防災教育や高齢化社会への対応も含めた「総合政策」であり、地域づくりとも繋がっています。福島の小さな旅館のブランディングに携わっていろいろな経験をしてみませんか?

代表取締役・取締役 / 高橋宏幸・高橋美奈子
〈高橋美奈子〉1967年福島県郡山市生まれ。
地方銀行勤務を経て、2002年松島屋旅舘・高橋宏幸(現在)代表取締役に嫁ぎ同社に入社。
事業構想大学院大学・観光まちづくりプロジェクト研究員等を経て現在に至る。

▶担当コーディネータから一言

旅館のブランディングを構築することは、一企業の経営に深く携わることでもあり、多くのお客様にサービスを通じて満足を与えることでもあり、一つの地域に人を呼び込んで活性化させることでもあります。めざすジャンルを問わず、多くの学びにつながるプロジェクトです。
一般社団法人Bridge for Fukushima(吉田・曽根田)

▶︎プロジェクトについて聞きたい、インターンシップについて知りたいなどありましたらこちらまでご連絡ください。

一般社団法人Bridge for Fukushima
mail:info@bridgeforfukushima.org
tel:024-503-9069


一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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