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【インターンシップ】2期成果報告会を開催しました

10月13日(金)@浮舟文化会館

 

9月15日~10月13日で実施された夏季インターンシップ第2期。その成果報告会を開催しました。

 

まずは復興庁の濱田陸太郎様より、当インターンシップの目的を改めてお話しいただきました。「関わった地域のファンになってほしい、これからも関わりを持ってほしい」というお言葉が印象的でした。

 

次に、受入先である株式会社小高ワーカーズベースの渡辺様より、2期生の課題のバックグラウンドをご説明いただきました。
今回は、「小高区の若者の課題を解決し、暮らしを精神的に豊かにする事業案を作成する」というプログラム。間もなく始まる地域おこし事業「Next Commons Lab 南相馬」での課題で、「若者」が何を考え、何をしたいのかを、今回のインターン生に探り当ててもらうのが目的でした。

成果報告は松本晏奈さんと只野由香利さんから。
「若者」を小高の高校生に絞り、ヒアリングやアンケートから「自尊感情は高いが、自己有用感は低い」という特徴を探り当てました。
それをもとに、高校生と地域社会とがお互いにニーズを伝え合い、できることを与え合うプログラムを考案しました。この事業を実行に移すための課題や解決策、収支見込みなども合わせて発表しました。

 

報告後は伴場のファシリテーターにより、小高での1か月を振り返ってもらいました。良かった点として挙げてくれたのは、「短期のインターンシップと違い、実際に小高で生活しながら活動できたので、理論以上のことが学べて課題がリアルにイメージできた」「同じ目的を持った人と共同生活できて良かった」という意見でした。

京都から参加した松本さんからは、「小高や福島の復興については、事前にいくら調べても、やっぱり自分で来て、見て、歩かないと分からなかった」との感想をいただきました。地元・南相馬出身の只野さんからは「地元だからこそ、こうだろうと決めつけていたり、思い込みで入ってしまうところがあったけれど、改めて小高を多方向から見られた」という意見が。

 

最後に、小高ワーカーズベースの和田智行様よりご講評をいただきました。
「1期生のデータも活かしつつ、早々から事業案を設定し、仮説や検証を繰り返して内容を固めていくことができた。期待以上に完成度の高いものでした」とお話しいただきました。

 

1か月間、本当に実りのある活動ができたことと思います。今回取り組んだプログラムが、2人の将来の糧になるよう願っています。

また、今回お世話になった小高ワーカーズベースさんをはじめ、小高の皆さま、報告会に来てくださった方々、インターンシップにご協力をいただいたすべての皆さまにお礼を申し上げます。

春期インターンシップは2月~3月の予定で、募集も開始しています。たくさんの学生さんのチャレンジをお待ちしています!


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