3/17~3/19の3日間、東洋大学の学生16名の方々の
【復興とは?~福島の復興を考える研修プログラム~】を行いました。
3/17(火):1日目
福島に到着後『あぶくま茶屋』にて飯舘村からの避難者等で構成される「かーちゃんの力・プロジェクト協議会」の手作り弁当をいただきました。バランスのよい健康的なお料理ばかりで、学生のみなさんは「美味しい!」とかーちゃんの味をかみしめていました。
昼食後は福島駅東口すぐにある『環境省福島除染プラザ』で除染の現状と今後の課題についてお話を伺いました。
その後、福島大学にて『福島大学災害ボランティアセンター』のゼネラルマネージャー菅野貴大さんから、福島大学の取り組みと現在の活動についてお話を伺いました。同年代の学生が活動している様子を見て、東洋大学の学生の方々は良い刺激を受けたようでした。
菅野さんのお話の後はBridge for Fukushima代表 伴場より福島の課題とNPOの役割についてお話をさせていただきました。『復興とは何か?』という問いに、東洋大学の学生の方々は悩みながらも、自分の考える『復興』について話していました。
3/18(水):2日目
2日目は浜通り地区の視察を行いました。
初めは新地町に行き、復興支援員の東博之さんから津波被害による高台移転や街の開発計画等についてお話をしていただきました。新地町役場の屋上から海沿いを見たり、実際に沿岸の方に行き津波にあった建物を見学しました。
昼食では、相馬市にある『報徳庵』にて真鱈のフライをいただきました。肉厚でふわふわした身でした。学生のみなさんはもくもくと食べておられました。
昼食後は、相馬の沿岸部を視察しながら、高橋永真さんから相馬市沿岸部の復興および漁業についてお話をしていただきました。
その後、南相馬市鹿島区にある若松味噌醤油店の若松さんに震災当時の様子や鹿島区の商店街そして食の安全の取り組みなどについてお話しをしていただきました。
また、美味しい甘酒をいただき「今まで飲んだことのない甘酒だ!美味しい!」と学生のみなさんは喜んでおられました。
そして、道の駅南相馬へ行きました。南相馬のお土産やお菓子を買っている学生の姿が見られました!
今までテレビでしか見たことがなかったところだったので、現地を見ることができてよかったと学生さんは話しておられました。
3/19(木):3日目
研修プログラム最終日は福島県青少年会館にてラーニングセッションを行いました。
Bridge for Fukushima代表の伴場が講師を務めさせていただきました。
その内容は、2日目の振り返りを行いその後、浪江町役場全職員の震災3か月の行動記録と職員5名へのインタビューを元に作成したケースを使用した、2時間半のアクティブラーニングでした。
学生の方々は真剣になって考え、話し合いを行っていました。