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福島大学行政政策学類塩谷ゼミ・学生フィールドワーク

福島大学行政政策学類塩谷ゼミの学生20名を、フィールドワークという形で相馬・南相馬をご案内差し上げております。
フィールドワークの内容は2日目(明日)終了後ご報告差し上げますが、今日印象的だったのは、宿の女将さんのお話でした。
今回お世話になっている【亀屋旅館】は、松川浦に臨む絶好の場所にあります。

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「波は、こっち(写真右)からきて、家をなぎ倒していったの。けれど、うち(写真:”亀” の文字)」のぎりぎり横を抜けてったのね。それで、こっち(写真下)からも、堤防(写真:長洲磯 の辺り)を2か所決壊させて波が乗り越えてきたんだけれど、うちは玄関が浸るくらいで済んだ。だからうちは、この地域で一番早く、奇跡的に再開できたの。」

「冬場は、蟹を楽しみにくるお客さんでいっぱいで、夏は大学のスポーツ合宿で予定が埋まっていって、合間に一般のお客さんを入れる、ってくらいひっきりなしだった。あの頃は本当によかったなぁ。イシガレイとか、白身の活魚がうんと安く目の前の漁港で手に入って、ぷりっぷりの新鮮な切り身を出してあげて、それはもう忘れられないってみなさん喜んでくれていた。今、同じものを仕入れるには、2倍の値段がかかっちゃう。」

自分たちだけではなく、若い世代の、そして地域全体の今後を案ずる、複雑な面持ちで語ってくれました。


一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
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