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【インターン手記】長谷川俊一(2)

こんにちは、東京大学教養学部文科一類2年の長谷川俊一です。
1月の末日から3月の23日までBridge for Fukshima(以下、BFF)にインターンとしてお世話になり、様々なことを学ばせていただきました。
現在は東京に戻って学業を再開しておりますが、インターン期間のことのうち、BFFでの高校生との関わり、について書かせていただこうと思います。

私がBFFに行きたいと思ったのは、昨年の夏からBFFでの高校生との合宿にメンターとして参加させていただいていたうちに、合宿に参加していた彼ら彼女らに興味を持ったからでした。そこで、高校生との関わりに絞って本稿を書かせていただきます。

インターンを始めた最初のころ、2月上旬の「あいでみ(中国・福島高校生交流事業)活動報告会」の準備では、「あいでみ」メンバーの活動の振り返りのお手伝いをさせていただきました。そこでは、交流会実施に至るまでの彼ら彼女らの活動内容と思い入れを聞きました。自分が高校生の時を振り返ると、同期の数名が「あいでみ」を作成しているのを私は横から見ていて、自分らで企画を動かしているすごい子たちがいるなと思っていました。その企画が、現在の高校生たちにずっと引き継がれていていただけでなく、大人数の企画になっていたことに驚きました。
3月上旬に飯坂温泉で実施された合宿、「もっTOMO in 飯坂」では、メンターとしてお手伝いさせていただきました。
この合宿では、一人ひとりの視点を大切にしていこう、ということに重点を置いてメンターをしました。
いつも以上に相手の高校生の目線に立たなければならなかったし、「課題解決を考えない」ということで、これまで参加してきた課題解決・提案を考える企画とは違ったメンターになる必要に駆られ、学びが多かった一方で、今後への反省点が残りました。
以上のように高校生のうちに何か活動をしている生徒さんがいるというのは、関東に出てから大学で友達と話していると珍しいことのように感じてしまいますが、福島にいると活発な高校生たちに出会うことができました。
彼ら彼女らには、最初に合宿で関わらせていただいたとき、圧倒されてしまいましたが、インターン期間の最後のほうに作業の確認をお願いしてもらえるようになったときは、ようやく仲良くなれたようで、嬉しかったです。

また、イベントのほかにも、ふつうの日にもBFF事務所にいる高校生とお話をする機会がありました。
東京で所属している学生団体では、地方高校生の大学受験の応援をしており、その中で高校生と一緒に進路を考えることもありますが、今回BFFで高校生と近い距離で話すことができ、気づきがありました。
それは、いままで東京でおこなっていた活動の中では、どんな生徒さんがいるか想像しながら企画を作るけれども、一人ひとりの生徒さんのことを考えることはできていなかったということです。ここでは、進路について考え、そして悩んでいる一人の高校生とじっくり向き合うことができて、進路支援における高校生との接し方を考え直すことができました。
大学生として高校生と関わる機会といえば、普段はキャンパスツアーや学習相談会ばかりですが、BFF事務所でお茶をしながら話をして、ふだん着の高校生と話すことができたのは、貴重な時間でした。

以上、BFFでの高校生との関わりについて書かせていただきましたが、この経験をいままで自分がやってきた高校生の進路支援に役立てていきたいですし、今後とも高校生と関わっていきたいと思います。


一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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