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【ツアーレポート】浪江・新地町視察

9月6日(火)、タイから20名のお客様を迎え浪江町・新地町のツアーを行いました。

郡山から浪江町に向かう車中、震災当時の様子や、どのように復興してきたか、また福島の現状をお伝えしました。放射線廃棄物を詰めた袋(フレコンバッグ)など、バスからも見てとれる震災後の様子や地区ごとの様子の違いを感じられていました。

浪江町に到着してからはNPO法人新町なみえの理事長神長倉様にご案内いただきました。まずはじめに訪れたのは請戸地区です。請戸地区は請戸小学校周辺を中心に視察を行いました。ぽつぽつと津波の跡を残す家や、請戸小学校跡を見て、どのような津波だったのか質問されていました。続いて訪れた浪江駅周辺では、神長倉理事長ご自身の経験からお話をしていただきました。現在は二本松などの仮設に避難していることや、どれくらいの方が避難解除になったら戻ってくるのかという現状をタイの方々は深く頷きながら聞いていらっしゃいました。DSC_0425

 

続いて向かったのは新地町にある狼鹿の湯です。ここでは「どんぐり」という食事処で昼食を取りつつ、新地町についての話をNPO法人みらいとの佐々木さんから伺いました。新地町が津波で受けた被害や、どういう復興をして今の状態まで来たのかということを丁寧に説明していただきました。またその後移動して新地町役場の展望台から沿岸部を見た際は、「海水に浸ってしまった田んぼは使えないと聞いたことがある」という質問がありました。綿を植え、何度も水を入れ替えることで、田んぼに残っていた塩分を取り除いていくのだそうです。この話には、たくさんの方が興味を示され質問されていました。

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現在、タイでは東京や北海道、京都・大阪などの大きな都市の次に東北が旅行地として選ばれているのだそうです。たくさんの方が注目してくれ、ツアーに参加し、福島で頑張っている方たちの活動を見ていただけるよう、今後もツアーを行っていきます。

ご協力いただきましたNPO法人新町なみえ神長倉理事長、NPO法人みらいと佐々木様に厚くお礼申し上げます。

 


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