2015年3月28~3月31日に3泊4日で、様々なフィールドで活躍する大人の方々の生き方に触れ、同世代の仲間たちと「自分」について話す高校生企画「ソラトブクルマ」の活動を行いました。
参加メンバーはBFF高校生メンバー11名、先輩メンター2名、株式会社アポロガス2015年度新入社員の4名の方々でした。
そしてモデレーターとして佐々木瞳さん(元ラジオ福島アナウンサー、現フリーアナウンサー)にお越しいただきました。
今回の活動では7名の方々から『素敵な大人の話』をしていただきました。
一人目の素敵な大人の話は、フォトジャーナリストの下村靖樹さん。
スーダンとウガンダの関係性や下村さんの取材についてお話をしていただきました。
実際に撮った写真や映像を見せていただき、現地のリアルな現状を知り、自分の今の環境と比べて考え込む高校生たちの姿が見られました。
二人目の素敵な大人の話は、現在JICAの職員として保健医療事業に従事していられる大井綾子さん。
アフガニスタンでの大使館勤務や東ティモールでのUNDP職員としてのお話、この道を志した経緯などお話をしていただきました。
国際的に活躍している女性のお話を聞けてとてもよかった。海外勤務と結婚生活との両立の難しさや、自分の本当にやりたいことのバランスが難しそう、といった声がありました。
三人目の素敵な大人の話は、途上国や難民キャンプの医療現場を観ながら執筆活動を行っている葉田甲太さん。
医者になったきっかけや・カンボジアに小学校を建設した経緯などお話をしていただきました。
やりたいと思ったことをやったほうがいいと聞き、今は将来のことについて定まっていないが、やりたいと思ったらやるようにしたいという声がありました。
四人目の素敵な大人の話は、ご住職の大野順道さん。
仏教とは何か、職業としての住職について等お話をしていただきました。
また、座禅の体験もさせていただきました。皆さんは初めての座禅に緊張しておられました。
五人目の素敵な大人の話は、株式会社日清製粉グループ本社CR(Consumer )室の人見有紀さん。
学生時代のお話や日清製粉グループでのお仕事についてなどお話をしていただきました。
高校生からは自分の軸は何か?、具体的にどう社会をよくしたいかというイメージはあるか?、アポロガス新入社員の方からは「伝える」コツや自分なりの考えはありますか?などといった質問が挙がっていました。
六人目の素敵な大人の話は、プライスウォーターハウスクーパース株式会社 代表取締役社長 椎名茂さん。
学生時代のお話やコンサルティングのお話、夢をもち続けてほしいといった参加者へのメッセージなどお話をいただきました。
進路に悩む高校生やこれから社会に出る新入社員の方たちへのアドバイスなどよい刺激になりました。
七人目の素敵な大人の話は、株式会社アポロガス代表取締役社長 篠木雄司さん。
留学経験のお話や人の生きる目的について等お話をいただき、「人生の生き方の実験」を見せていただきました。
実験は瓶に石・小石・砂・水を入れてみるという内容でした。
・上を向いているコップには水を入れられるが下を向いていたら水を入れられない。下を向いているのは心が斜めになっているから。素直な気持ちで前向きに生きよう。
・入れる順序(大きいものから順番に)が大切である。すなわち、人生にとって最も大切なもの(家族、友人、夢・・・)をしっかり人生に埋め込む必要がある。
実験を見た高校生からは、人生は小さいところもしっかりと埋めていく必要がある。人生を詰めるのは難しい。といった感想が聞かれました。
素敵な大人の話を聞き終えた後は皆で料理をしたり、グループに分かれて素敵な大人の話を聞いての振り返りやディベートをしたりしました。
この3泊4日の活動では多くのことを吸収させていただきました。
「ソラトブクルマ」でお話をしていただいた皆様、誠に有難うございました。
今後とも「ソラトブクルマ」をよろしくお願い致します。
この活動に興味のある福島県在住、もしくは福島県出身の高校生は気軽にご連絡下さい。