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8/27ラーニングセッションを浪江町役場で開催しました

8月27日、浪江町役場の協力を得て、震災後に役場へ赴任された方々を対象とした「ラーニングセッション」を行いました。浪江町役場職員の震災後行動記録とヒアリングによって作成された学習教材を使用し、災害発生時の疑似体験を通じた防災人材育成を行う「ラーニングセッション」は、今年度相双地区ヒューマンツーリズムにて実施する、「福島ラーニング・ツーリズム」の主要プログラムとなっています。

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【ラーニングセッション】

平成26年度福島県地域づくり総合支援事業(サポート事業) 助成事業
実施:相双地区ヒューマンツーリズム実施協議会(事務局:(一社)Bridge for Fukushima)・(株)ラーニング・イニシアティブ
協力:浪江町役場

【日時】2014年8月27日(水曜)14:00-17:00
【場所】浪江町役場 二本松事務所 2階大会議室

【対象】浪江町役場職員(震災後採用職員、他自治体及び民間からの派遣職員等を中心とする50名)

【内容】

司会(浪江町役場総務課 小林直樹様)

開会のご挨拶(浪江町役場総務課長 佐藤良樹様)

ラーニングツーリズムの主要プログラムであるケーススタディを用いた研修((株)ラーニング・イニシアティブ代表取締役 北島大器)

 

【使用ケース】福島県浪江町役場「緊急事態における組織行動の現実」

【ケース説明】浪江町役場も、震災前は他の自治体と変わらない一つの地方自治体であった。災害に対する防災マニュアルの整備や避難訓練といった地域防災計画は、多くの行政で行われている災害対策と同様に整備されていた。そのような町に東日本大震災、津波ならびに原子力災害といった未曾有の大震災が起きる。

実際に事前に立てた対策は如何に機能し、如何に機能しなかったのか。また災害対策に奔走する現場が直面した課題とは?災害時に有機的・機動的に機能させるソフト対策の両面を浪江町役場の実体験を通じて疑似体験し、自ら考え行動することの追体験を通じた学修。

 

【参加職員からのフィードバック】※一部抜粋

・震災時の状況が分かるとともに、シミュレーション形式の設問なので、自分に置き換えて考え、非常時のための訓練になる。

・いろいろな問題が起こる中で「絶対の正解」などというものはないと感じた。ただしその中でも自分自身が考えられる最大限の行動をとり、町民の方にプラスになるようにしていかなければならないと感じた。

・震災を経験していない職員でも臨場感のある文章及び司会進行により、まるで震災後業務を経験したような、そんなセッションでした。

一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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