2014年10月より三井物産環境基金の支援を受けて、福島高校スーパーサイエンス部の生徒たちが福島市土湯温泉の地熱使った好適環境水による養殖技術の実用化に向けた実験を行っています。好適環境水とは海水魚、淡水魚の双方の生育に適し、同じ水槽で共に育てることもできる魔法の水。様々なメリットがある中、まだ養殖に使う水としては実用化されておらず、現在、福島高校においてマダイやフグ等を用いて様々な実証実験が行われています。その実験と並行して、土湯温泉の温泉水を活用したうなぎの養殖プロジェクトが動き出しています。温泉水を活用し、養殖池の水温を常に25度に保つことにより、うなぎの生育が早まるという仕組み。現在、源泉近くに養殖施設を建設中です。土湯温泉の旅館でうなぎが食べられる日を目指して、福島の高校生は日々奮闘しています。
【実験の様子】
なお、現在、土湯温泉入口にある「こけし館」にて、好適環境水を使った実験水槽の展示をしております。お近くにお越しの際には、お気軽にご見学下さい。
こけし館 福島市土湯温泉町字悪戸尻61-3
【こけし館展示の様子】
【2015全国SSH成果発表会展示資料】