【実施報告】福島県内NPOのための 社会的インパクト評価《入門編》

2022年2月21日(月)に、福島県内NPO対象のオンラインセミナーを開催しました。
テーマは「社会的インパクト評価(マネジメント)」。

講師には、「社会的インパクト」の評価やマネジメントを日本全体に普及させるために設立された「一般財団法人 社会的インパクトマネジメントイニシアチブ」でも活躍されている2名の専門家、伊藤健さん(ソーシャルバリュージャパン代表理事)と伊藤枝里子さん(同コンサルタント)をお迎えしました。

   

   

今回のセミナーは、「入門編」と銘打っているとおり、社会的インパクト評価を初めて学ぶ方にも分かりやすい構成で進みました。初めに「社会的インパクトとは何か?」「結果と成果の違いとは?」「なぜ社会的インパクト評価が注目されているのか?」など、基本の「き」からスタート。その後、ロジックモデル作成ワークショップのなかで、最終成果(長期的アウトカム)や中期・短期の成果を可視化して、自分たちの団体の「社会的インパクト」を考えました。そして、その社会的インパクトをどう測るのか、その指標と測り方についても学びました。
ワークショップでは、それぞれの団体のロジックモデルや指標&測り方について、講師のお二人からのアドバイスや参加者同士の意見交換もあり、皆さん考えを深めていました。

参加いただいた5団体の皆さん、ありがとうございました。

◆以下、参加者の皆さんの感想の一部を紹介します。
・すごく勉強になった。自分たちの活動がどのように世の中の役に立つのか、論理的に組み立てて、本当に有意義な事業にしていきたいと思いました。
・自分たち目線だけではなく、受益者を始めとする様々なステークホルダーの視点も大切だと分かりました。いろんな立場の皆さんに意見をいただけたことが良い経験になりました。
・「誰にどう見せるのか」をもっと意識してロジックモデルや評価指標を考えたいです。メンバー内で自分たちの事業の意義を共有することにも使えそうですね。
・オンラインであっても、Zoomを使ってロジックモデルのワークショップをしたり、参加者相互に意見交換できたり、非常に良い機会になりました。またやってほしいです。

※この事業は福島県「令和3年度ふるさと・きずな維持・再生支援事業」の補助金の交付を受けて実施しています。

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