あいでみ9期活動報告

あいでみ9期活動報告(2020年度)

2020年度のあいでみ9期は、新型コロナウイルスの影響により夏の福島交流、冬の上海交流共に中止という制限された活動の中、自分たちに何ができるのかを考えてきた1年間でした。

そうした中で、これまでの経験の中で福島、特に原発周辺市町村について聞かれた際に話すことができなかったという経験が出てきました。そこで、今年度は自分たちがまずは福島について知ろうということをテーマにしました。

原発周辺市町村へは行ったことがないメンバーだったため、まずは一般社団法人AFWさんが発行している「福島第一原発と地域の未来の先に・・・~わたしたちが育てていく未来~」という冊子を教科書に原発だけを切り取るのではなく、歴史や文化の発展の中でどのようなことが起こってきたのかを学びました。

その後は飯舘村、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町周辺を視察しながら「東日本大震災・原子力災害伝承館」「リプルンふくしま」も見学してきました。高校生たちが、初めて見る津波の跡を色濃く残した展示物をじっと眺める姿がとても印象的でした。

そこで感じたこと、考えたこと、そして疑問を伝えることが、今の自分たちにできることだと考え「私たちが見てきた被災地の今」という冊子にまとめました。あいでみの活動の背景から、中国語の翻訳もついています。あいでみOBOGの方々に送付され、そこからさらに、たくさんの方に伝わっていくことを願っています。

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