2020年度 Bridge for Fukushimaの事業について

震災から10年目を迎えた今年度は、今まで通り高校生・大学生の人材育成と被災地支援事業を主な活動として活動を行うとともに、コロナウイルスの影響により活動の手段や方法を検討しながら実施を行います。また、本年度は福島県教育員会の委託業務で、20の県立高校で地域課題を高校生たちが総合的な探究の授業のコーディネートを行わせていただくこと、また金山町の川口高校で地域の魅力を発掘しながら高校での地域学習の差別化を行いながら、留学生のメンター的な役割を担う地域みらい留学、などの新規事業に取り組みます。

5月末時点では主に以下の事業を実施する予定です。

高校生・大学生リーダ人材育成事業

公益社団法人シビックフォース様、公益社団法人フィランソロフィー協会様の支援を受け、県内の高校生・大学生向けに、実践的社会課題解決事業、モデルとなる大学生・社会人のお話を聞く会、プロジェクトプランニング研修、IT研修、ネットワークつくりなど、リーダ人材育成事業を実施します。

県立高校コミュニティー・スクール推進事業 地域課題探求プログラム開発アドバイザー

福島県教育委員会の業務委託を受け、県立高校のコミュニティー・スクールの導入にあたり、6校で総合的な探究の授業の課題解決、プログラム開発、授業実施のサポートなどを行います。

福島県https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/kaikakushitsu12.html

ふくしま創生人財育成事業 地域コーディネーター

福島県教育委員会の業務受託を受け、会津葵高校・喜多方高校を拠点校として会津地域13の高校の総合的な探究の授業のサポートを行うことに加え、地域と学校との協働活動を円滑に進めるための地域と学校の連携体制「地域人材ネットワークバンク」の構築を行います。

官邸HPhttps://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/tiikisaisei/dai5501nintei/plan/a132.pdf

川口高校地域みらい留学プロジェクト事業 コーディネーター

地域一体型ふるさと教育事業を実施している福島県金山町に位置する県立川口高校において地域の魅力を生かした質の高い学びを創り、高校生たちが安心して学べる環境を構築するとともに、地域・学校・自治体を繋ぐコーディネートを行います。

あいでみ

2014年から実施している、高校生による日中交流事業です。上海の復旦大学付属中学(日本の高校に相当)と協定を結び、高校生が毎年自分達でテーマを設定し探求しながら、相互訪問を行い共通のテーマについて議論し相互理解を行います。今年度は3月に渡航を予定しています。

農業高校六次化人材育成プログラム

2015年から㈱アクセンチュアと農業高校を対象にグローバル人材育成プログラムを実施しています。地域の将来を担う農業高校の生徒に、生産する技術だけではなく、経営やマーケティングを中心とした実践的なビジネスを1年間を通して学びます。高い競争力、製品開発力、課題解決力、経営に関する知識力を養います。

未来を描くプログラム

福島の有志の高校生が、社会課題の解決に向け主体的にプロジェクトを立ち上げ、自分を軸として行動する経験を通じて学び成長すること、また彼らが思い描く未来へのビジョンを福島の力強い「今」として県内外に発信することを応援する、約半年間のリーダーシップ・プログラムです。㈱White Shipさんのアートの力を用いた創造性開発プログラムEGAKU®プログラムをE-Labさんと共同事業として実施しています。

White Ship HP https://whiteship.net/egaku/index.html

E-Lab HP https://elab-jp.net/

福島高校でのうなぎ養殖事業

福島高校SS部好適環境水班と共にうなぎの陸上養殖技術実用化に向けた実験を行っています。岡山理科大学で発明された好適環境水を用いて、うなぎをはじめ様々な淡水・海水の魚を生理学的な研究を中心に行っており、地元の割烹店で試験的に養殖したうなぎの販売も行っています。

12市町村でのインターンシップ事業

富岡町・楢葉町・浪江町・南相馬市等の企業及び団体を受け入れ先として、3.11以降避難生活を続けてきた12市町村出身の大学生向けのインターン事業を実施します。インターンを通して若者たちの地元への理解を深め、地域の方達とソーシャルネットワークを築くことを目的とします。

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