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花見山のハナッピーオイル

花見山の花を使ったエッセンシャルオイル(ハナッピーオイル)製品を作りたい!

≪プロジェクトを始めたきっかけ≫

私は、福島市にある花見山公園の近くに住んでいて、毎年、花見山に行っています。
花見山には、約30種類の花が植えられていて、一年を通してさまざまな花を楽しむことができます。
震災前、梅や桜の花が咲く花見シーズンになると、花見山に向かう道路は観光バスや観光客の車で渋滞していました。
しかし、震災後はあまりバスも観光客も見なくなってしまいました。
その時初めて、「花見山に人が来なくなるのは寂しいな…」と、自分にとって当たり前の存在だった花見山に愛着が湧き始めました。
もっともっと多くの方に花見山に来てほしいと思うようになりました。

「そんな大好きな花見山で何かしたい!」と思ったときにBFFに出会い、伴場さんや事務所に来ていた高校生、大学生たちと話をしていくなかで、「花見山には、その土地の花を使ったお土産がない、観光客層で見ても、エッセンシャルオイルを作ったら質の良いお土産になるのではないか」という話になりました。
そして今年の1月、花見山のエッセンシャルオイルプロジェクトがスタートしました!!

※「ハナッピーオイル」とは、花見山のハナを使った商品で、買って下さった方みなさんがハッピーになることを願って付けた名前です。

《作り方》

〜花見山の所有者の方に提供していただいた、桜の花と枝の両方を蒸留してみました〜

①花の枝を削ります。

②蒸留器の中に削った枝や花びらと水を入れます。

③アルコールランプに火をつけて、水を沸騰させます。

④枝や花びらに含まれた成分が水蒸気となって出てきます。

⑤その水蒸気がポンプの中を循環している間に、ポンプの周りを水で冷やすことで水蒸気が冷却されて、気体から液体に戻ります。

⑥これが蒸留水となってでてきます。

 

蒸留は、20分くらいでできました。

桜の枝or花、20gを用いると、100㎖の蒸留水が出来ました。
匂いは、少し薄いけれど桜餅のような匂いがします!

《活動報告》

2月中旬、花見山の所有者の方にこの企画のことをお話し、実験材料として花見山の桜と梅の枝を提供していただきました。
まず、桜から実験してみたところ、蒸留は見事に成功しました。
ですが、エッセンシャルオイルは抽出できませんでした…。
このサイズの蒸留器ではエッセンシャルオイルは抽出が難しいため、抽出できる機械を持っている企業や個人の方にも
ご協力いただければと思っております!!
そして、蒸留水とエッセンシャルオイルを使った、モイスチャークリームなども作っていけたらいいなと思っています。花見山ではまだ、イベントがあまりないので、この実験が成功したら、クリームを作るワークショップなども企画したいです。

「花見山で感じた感動を、モノにして持ち帰ってもらうことができる」ようなお土産を作れるように、花見山をもっと盛り上げられるように、これからも頑張ります!!

《未来の起業家》

4月から桜の聖母短期大学の食物栄養科に入学する予定の、丹治千奈(ゆきな)です。

現在、私は、さまざまなことに挑戦しています。今年は、花見山の花案内人ボランティアもやらせていただけることになりました。常に、楽しさを探求しながら過ごしています!!そんなわたしの将来の夢は、「ハッピーになること」です。小さなハッピーの花をたくさん摘んで、いつか大きなハッピーの花束を作れるように、これからも突き進んでいきます!!

一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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