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<活動報告>「第2回 起業家の話しを聞く会」(ゲスト:松永武士氏)

こんにちは。
Bridge for Fukushimaでは、福島県から委託を受けて「未来の起業家育成事業」を行っております。

今回は、その事業の中で大切にしているうちの1つ、「起業家の事例を学ぶ会」を
日本橋ふくしま館MIDETTEにて開催しました。

はじめに事業担当の吉田から事業説明をさせていただきました。
本事業は、起業をしたい大学生が、自らなぜそれに取り組むのかを語ることが大切だと考えていることを伝えました。

次に本事業でプトロタイプを形成し「ふくしま・石けん屋」を立ち上げた福島大学1年の高木吏花さんが
現在行っている取り組みについてプレゼンテーションしました。
石けんつくりに取り組む理由について、高木さんは、
「楽しいから。福島の食材や福島のお花を石けんに詰め込むことで福島の魅了が伝わり、皆が喜んでくれるから」と笑顔でお話しました。


そして今回のメイン「20代で起業して何が起こったのか」と題して、株式会社ガッチ 松永武士さんと弊団体加藤によるクロストークを行いました。

松永さんは、大学時代に起業することを決め、休学し、会社経営者に勧められこれまで関わりのなかった医療ビジネスに挑戦しました。医療ビジネスでは、中国に住む日本人向けの病院経営を行ってこられました。
さらにその後カンボジアでマッサージ店を開業。
マッサージの専門知識はなかったので、日本人の知り合いを講師に、日本式マッサージの指導を受けます。
その頃、東日本大震災が発生し、地元浪江町の状況を見て、心を痛めたといいます。
しかし今自分ができることは自分の力を高めることだと考え、海外で企業経営を行ってきました。

大学へ戻ると同時に、地元に何か貢献したいと思うようになりました。
震災で避難されていたご実家大堀相馬焼窯元「松永窯」をパートナー(知り合い)の支援を受けながら再生しました。また現在では大堀相馬焼「KACHI-UMA」ブランドを立ち上げ、海外販売展開など多岐にわたって稼業を行っています。

次々と事業が代わり、またそこで新しいものを生み出す松永さんは、「ゼロからイチを生み出すことが好き」だと語りました。生み出した事業が軌道に乗り始めたら、また新しいことを生み出す、そしてまた軌道に乗ったら引き継いで生み出す・・・
松永さんの前に前に進んでいくという人となりがよく分かる言葉だと思いました。

大学生から「地域のために、経営のためにどちらを重視しているんですか?」という質問に対して、
「どちらとも言えないけれど、自分の商売が良くなることで福島もよくなっていくと考えてやっている」と応え、地方で起業を考える学生にとって、地方ならではの起業ポイントも学ばさせていただきました。

今回の会では、松永さんの経歴から紐解きながら、「20代で起業する」と、本当にいろんな出来事があると教えていただきました。松永さんのお話には、「パートナー」(知り合い、支援者などが含まれます)という言葉がたびたび出てきました。
起業するといっても一人では何もできません。
松永さんの前に向かおうという気持ちがパートナーたちの心を動かしたのだと思います。
就職を考えたり、海外留学を考えたりする大学生にとって、また一つ新しい学びになったことと思います。
松永さんありがとうございました!

また次回は、
2月13日13:00〜15:00@ちよだプラットフォームにて
「株式会社プレイノベーション 代表取締役 菅家元志さん」のお話しを伺います。
ぜひみなさまご参加ください。


一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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