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【High School Pitch実行委員会】第6回High School Pitch

7月30日(日)に福島市で第6回High School Pitchが行われました。当日は5人の高校生がピッチャーとして登壇し、自分が取り組んでいるプロジェクトについて語り、会場にいらっしゃったオーディエンスの方々とアイディア出しを行いました。

 

第5回High School Pitchから約11か月ぶりの開催となった今回ですが、新しい取り組みとして「わくわくさせられたプロジェクト」へオーディエンスの方々に投票してもらい、大賞・準大賞を決定しました。入賞した高校生へは普段はなかなか得られない体験として、賞品が授与されます。その他にも協賛企業から頂いたスポンサー賞は、ピッチャー全組に贈られます。また、宮城大学事業構想学群准教授:佐々木秀之氏、政治活動家:青木大和氏の2名をゲストとしてお招きし、ピッチャーへのアドバイスや質問をしていただきました。

 

今回ピッチャーとして登壇した高校生たちを、順をおってご紹介いたします。

 

【1組目】

磐城桜が丘高校2年の計良まこさんです。CONNECTという学生団体を運営しており、現在代表を務めています。いわきで若者によって「人と人」をつなげるイベントを開催しています。なんとHigh School Pitchの前日には「アルテ・ドッチビー」というスポーツのイベントを開いたそうです。

ピッチでは、これまでの活動紹介や団体ができた経緯などを語ってもらい、現在団体で抱えている課題である集客について、アイディアをもらいました。

【2組目】

尚志高校2年の西川卓杜さんです。昨年の秋から街頭募金の活動を自身で行っており、これまで岩手県宮古市や鳥取県庁へ募金を届けてきました。そうした活動を行っていく中でより震災について知ってもらいたいという気持ちと、この募金活動をもっと発展できるのではないかという思いが生まれました。

ピッチでは今取り組んでいる紙芝居について語り、次のステップとしてどんなイベントを開催できるのかについてアイディアをもらいました。

【3組目】

会津高校3年室井美由喜さん、同じく2年西郷伊織くんです。これまで何度かBridge for Fukushimaのイベントや合宿に参加してきた2人ですが、会津にはこうした場所がない、または自分たちが知らないところで行われているということを感じていました。そんな思いから、自分たちでコミュニティスペースを作ってしまおう!と考えています。

どんなコミュニティスペースにできるのか?についてアイディアをもらいました。

【4組目】

福島南高校3年今野瀬楠さんです。福島の風評被害払拭のために、福島の食材を使ったラーメンを作ろうと昨年から活動しています。ラーメンのレシピを考えたり、作ってくれそうなラーメン屋さんを探したりしてきました。そんな中で、風評被害をなくすために自分ができることは、他にもあるのか?という疑問が湧いてきました。

ピッチではこれまでの活動を中心に話し、ラーメンのほかにもどんなことができそうか、ラーメンを使ってどのように風評被害をなくすことができるかについてアイディアをもらいました。

【5組目】

最後は郡山高校3年矢吹花野さんです。自身で福島県内59市町村から毎回1つの市町村を取り上げ実際に行って自分が気に入ったスポットや、知らなかった情報をフリーペーパーにまとめています。

フリーペーパーにはどんな情報が載っていてほしいか、どんな書き方をしたらみんなに見てもらえるかのアイディアをもらいました。

 

それぞれのピッチのあとは、オーディエンスによる投票です。わくわくさせられたピッチャー2組へ投票します。オーディエンスの方々も、どのプロジェクトに投票しようかという悩んでいる様子がうかがえました。一方で登壇した高校生たちはピッチが終わった安堵感と、投票のわくわく感が混じったような複雑な感情だと話していました。

 

投票終了後は、High School Pitchの醍醐味であるオーディエンスも一緒にアイディア出しをするブレインストーミングの時間です。それぞれアイディア出しをしたいピッチャーのところで20分間ひたすらアイディアを出し続けます。その言葉通り止まることなくアイディアが出てきます。「こんなこともできそう!」「こんな人がいるから、紹介するよ!」と活発に話が展開していきます。高校生自身もオーディエンスの方々から出てきたアイディアによって、自分たちのプロジェクトへの思いが強まったり、励まされたり、これからどんなことができるのかという期待感が増したようでした。

ブレインストーミングのあとはいよいよ、投票結果の発表です。今回からスポンサー賞も設け、それぞれのプロジェクトに賞が贈られました。オーディエンスが見守る中、準大賞に「会津コミュニティスペースを作ろう」の室井美由喜さん、西郷伊織くん、大賞に「59Karats」の矢吹花野さんが選ばれました。

 

High School Pitch終了後には、登壇した高校生たちからは「たくさんのアイディアをもらうことができた」「これまで考えたことのない視点の話を聞くことができた」「これから実際に紹介してもらった人と連絡を取り、活動を広げていきたい」という感想が聞かれました。また参加したオーディエンスの方々からは「高校生の熱い思いが伝わってきた」「アイディア出しがすごく面白かった」「高校生の視点を通しての町や地域を知ることができた」という感想が聞かれました。

最後に、ご参加・ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。次回のHigh School Pitchは11月に会津で行う予定です。詳細についてはfacebookページで随時ご報告させていただきますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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