5月に引き続き、県立葵高等学校の教職員35名を対象に「総合的な探究の時間」”葵ゼミ”について対話をとおしたワークショップを実施しました。
今回の目的は、”葵ゼミ”に対して、「自分ができること」を見つけることと、自分一人では難しくても「誰かと一緒(チーム)ならできること」を考えること、教員同士が「日常的に対話ができる関係」をさらに醸成することです。
チェックインの後、今の自分と葵ゼミの立ち位置を考えて葵ゼミを「赤べこ」にたとえ、その前後左右に立ってもらい、以前の場所と違ったのか?について考えてもらいます。場所が変わった教員は、「次第に流れが分かってきたので身近になった」という感想がありました。
その後、スクールミッション・スクールポリシーと照らし合わせて、葵ゼミはその手段であることを共有し、
班に分かれて、葵ゼミをより良くするためにあなたがやってみたいこと、できること、チャレンジしたいこと、すくにでも始められることについて考えたことを共有します。
「生徒の気持ちを理解するために自分でも探究活動をやってみる」とか、「生徒と対話を増やしたい」などの意見が多く出ました。
次は、誰かと一緒(チーム)ならできることについて、具体的に氏名と内容について考えてもらい共有します。
「司書さんに協力してもらい、図書を引用しすすめる」、「数学の先生と協力し統計の知識を深める」など具体的な意見もありました。
協力して欲しい相手と対話をしながら実践し、次回の研修で話してもらことになりました。
研修の振返りでは、「これから先生方と生徒の探究テーマについて情報交換をおこないたい」、「今回の研修をとおして、あらためて学校全体で取り組んでいくべき活動なのだと実感した」「自分が誰と何をしたいのか具体的に考えることができたことで、今後の葵ゼミの活動にいかせそう」など、対話をとおして自分や他の教職員の考えも知ることができ、同じ目的について積極的な意見がでていたようです。