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輝大くん【TOMODACHIサマー2016ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム ふりかえり(2)】

TOMODACHIサマー2016ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム

参加者:輝大(てると)くんのふりかえりです。

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「グループワークの結果と過程の両方の充実。そのためにはどうすればよいのか。グループ活動において本当の意味で全員が参加し、皆が本質を理解しながら進めていくにはどうすればよいのか」

2015年の9月から私は、あいでみ(日中友好達成を目的とした高校生の団体)で活動してきました。その中で私は、グループ活動での話合いやプロジェクト実施にあたり、プロジェクトの効果を最大限発揮するために、全員の能力を最大限に活かせる人間が必要だと強く感じました。そして、私自身がそのスキルを身に着けるべく、今回のアメリカでのプログラムに参加しました。

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(写真右上が輝大くん。Blue teamの仲間と。)

 アメリカでの3週間はほとんどがグループでの活動でした。中でも特に私を成長させてくれたのが西オークランドの課題解決案をグループで考えたことです。私たちのグループでは初め、次から次へと意見を出す人と、全く何も話さない人の二極化が一番の問題でした。それは、グループ全員の能力を活かせるリーダーシップを取る人がいないからだと思いました。一見、他者から見れば意見を全く出さない人は意識が低い人に見えるかもしれませんが、声に出さないだけで実は物凄く考えていたり、話し合いを180度転換させるような発想だったりを持っていることもあります。では、それぞれ個人が持つ能力を最大限に活かすにはどうすればよいのか?それは「相手をよく知る」。それに尽きると思いました。それを気づかせてくれたのは、同じチームの仲間達でした。そしてみんなで夜な夜な、グループのメンバーひとりひとりを分析しました。(「この子はこういう良いところをもっている、こんなアプローチをしたら力を発揮してくれるでしょ」などと)その結果、日を追うごとにみんなが輝いていきました。全く話さなかった人が話すようになったり、積極的にみんなをまとめる人が出てきたりと。渡航前、僕は、全員の能力を発揮できるようにするために動く人間は1人でいいと思っていました。しかしそれは間違っていて、そのようなリーダーシップを取れる人が多ければ多いほうが、よりチームは力を発揮できることに気づきました。お互いがお互いのことを考え、高め合っていく。「結果」も「過程」も大変充実したものとなるグループ活動ができました。

私は、アメリカで得たものを現在行っている活動で存分に活かし、より良い活動にしていきます。また自分を成長させるだけではなく、アメリカで貴重な体験をすることができた感謝と同時に、今度は自分が他の人にも大きな変化を与えられるように努めたいと思います。

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以下、引用:ソフトバンクグループwebサイト http://www.softbank.jp/corp/csr/reconstruction/tomodachi/

【TOMODACHIソフトバンク・リーダーシップ・プログラム】

ソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、2011年3月11に発生した東日本大震災の被災地域である岩手・宮城・福島の高校生を、米国カリフォルニア大学バークレー校で行われる3週間の集中コースに無償で招待し、グローバルリーダーシップ・スキルと地域貢献を学ぶ機会を提供しています。

「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」と呼ばれる本プログラムは、在日米国大使館と米国の非営利公益法人 米日カウンシルと共に2012年から毎年夏に実施しています。2012年は300名、2013年からは毎年100名が、問題解決型のワークショップ「Y-PLAN(Youth ? Plan, Learn, Act, Now!)」に参加して、地域社会を改善する方法を探求します。

参加者の中には帰国後、地元で観光事業の立案や復興イベントの企画など、Y-PLANで学んだことを地域社会のために役立てる活動や、取り組んだプロジェクトを実現させるなど、リーダーシップを発揮しています。TOMODACHIおよびSBGは、参加者が帰国後に、プログラムを通して身に付けた学びを被災地の復興のために生かす機会を提供するとともに、参加者の積極的な地域貢献のための活動を全面的に支援しています。

一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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