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淳平くん【TOMODACHIサマー2016ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム ふりかえり(1)】

TOMODACHIサマー2016ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム
参加者:淳平くんのふりかえりです。

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(写真左:淳平くん)


誰もが「やりたくない」と思うけれど、「やらなければならない」こと。誰かにそれを頼まれたとき、率先してやれる積極性と柔軟性を身につけようと誓い、日本を発ちました。

アメリカ滞在中のプログラムで、一番強く心に残り、かつ自分の身になったと思うのは、西オークランド市についてのプレゼンです。現地に足を運び、自分の目で見て、西オークランドの課題だと思ったところを解決するためにみんなで意見を出し合って、西オークランドをどうしたいか、というプレゼンを実際に西オークランド市長さんらの前で行うというものでした。

このプレゼンの準備で私は、自身の課題であった「やりたくないけれど、やらなければならないことを、しっかりやる」に向き合いました。チームで会議をする前に、私たちは3つの「役割」を決めました。事前に意見を出す役、話をまとめる役、そして、私が担当した「言いにくいけれど、チームのために言わなければならないことを言う役」。最高のプレゼンを作り上げるためには、誰もが嫌がるであろう人に嫌われる可能性を含んだこの私の役が、必ず必要でした。「やりたくないけれど、やらなければならないこと」。やるならここしかないだろうと思い、自ら引き受け、自分なりにやり切った手応えを感じました。その結果、二人の女の子を泣かせてしまいましたが(笑)、その後しっかり仲直りをし、チームワークは強くなりました。

その他にも、いつもは面倒くさがりで他人に任せっぱなしの私が、このプログラムで繰り返されるチームでの会議の際には話し合いをリードし、意見を出そうと試み続けられました。エピソードを語りだすとキリがないのですが、今までの私では考えられないほど積極的に動き、確固たるオーナーシップ(当事者意識)を持ってプログラムに取り組むことができました。渡米前に掲げた「やりたくないけれど、やらなければならないことを、しっかりやる」という目標は、完全とまでは行かないまでも、達成できたと思っています

同じチームの仲間が実際にプレゼンの時に話した言葉の中に、こんなものがありました。「街は鏡だ。人々が輝けば街は輝き、人々が成長すれば街は成長する。」まさにその通りだと思いました。街を変えるには、まずそこに暮らす人々。何よりも自分が変わることが大事なのだと思いました。

自分は確実にアメリカへ行く前と変わりました。大きな大きな変化です。しかし、この変化を自分の中に閉じ込めて独り占めするのではなく、周りの人々にも広げていきます。街を変えるために、人々の心を変えていきたいです。そして、まずは自分自身が変化、成長し続けられるようにします。

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(写真:チームメンバーと共に、帰国後のアクションプランを話し合っている)

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(写真:アイリーン・ヒラノ・イノウエ米日カウンシル会長に突撃、自分が帰国後に取り組むアクションプランをプレゼン中)

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以下、引用:ソフトバンクグループwebサイト http://www.softbank.jp/corp/csr/reconstruction/tomodachi/

【TOMODACHIソフトバンク・リーダーシップ・プログラム】

ソフトバンクグループ株式会社(以下「SBG」)は、2011年3月11に発生した東日本大震災の被災地域である岩手・宮城・福島の高校生を、米国カリフォルニア大学バークレー校で行われる3週間の集中コースに無償で招待し、グローバルリーダーシップ・スキルと地域貢献を学ぶ機会を提供しています。

「TOMODACHI ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」と呼ばれる本プログラムは、在日米国大使館と米国の非営利公益法人 米日カウンシルと共に2012年から毎年夏に実施しています。2012年は300名、2013年からは毎年100名が、問題解決型のワークショップ「Y-PLAN(Youth ? Plan, Learn, Act, Now!)」に参加して、地域社会を改善する方法を探求します。

参加者の中には帰国後、地元で観光事業の立案や復興イベントの企画など、Y-PLANで学んだことを地域社会のために役立てる活動や、取り組んだプロジェクトを実現させるなど、リーダーシップを発揮しています。TOMODACHIおよびSBGは、参加者が帰国後に、プログラムを通して身に付けた学びを被災地の復興のために生かす機会を提供するとともに、参加者の積極的な地域貢献のための活動を全面的に支援しています。

一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
〒960-8061 福島県福島市五月町2-22
TEL&FAX:024-502-7121
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