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相馬基地アンケート結果 まとめ

3回にわたりご報告させていただいた、アンケート結果まとめおよび所感をご報告させていただきます

(1)基本事項
■家族人数は3人以下が20%、4~5人が49%、6人以上が31%となっており、子供の人数は、1人が46%、2人が36%、3人が18%であり、調査対象は80%が4人以上の家族構成となっている。
■現在の住まいは、元の家に住んでいるが76%、仮設住宅が9%、借り上げ住宅が10%、その他が5%で、大半が元の家に住んでいる。
■69%が、ほぼ毎週相馬基地に来ており、90%が1ヶ月に1回以上は相馬基地に来ている。また、9%は、水があるときに相馬基地に来る。

(2)放射能と水について
■93%が、放射能に対して不安がある。
■72%が、震災前は市販の水を購入していなかったが、震災後は市販の水を購入している。
■市販の水の使い道については、赤ちゃんのミルク、お茶やコーヒー、お味噌汁、ご飯を炊くが60%以上であり、飲料水に関しては88%となっている。また、ご飯をとぐが15%、麺をゆでるが20%となっている。
■放射能の影響で子育てに経済的負担を強いられている方が、85%となり、そのうち55%が1ヶ月1万円以上の負担となっている。
■ほとんどの家庭が震災後に水を買うようになったことで、経済的負担が非常に大きいことがうかがえる。
■家族人数と1万円以上の経済的負担割合は、家族人数3人以下が43%、4~5人が49%、6人以上が55%となっている。

(3)放射能と室内遊び場について
■80%が、放射能が原因で子供の外遊びを制限している。
■相馬基地インドアパークについて81%が利用を希望している。
■相馬基地インドアパークの運営の手伝いについて、34%が参加したい、出来るだけ参加したいとなり、66%が難しい、わからないとしている。

(4)メーリング(相馬通信)で欲しい情報
■放射能と水・食べ物の情報が71%、放射能と子供の健康についての情報が64%と、放射能と生活についての情報収集を行いたいと思っている方が多い。一方、就業雇用に関する情報は3%しか求めていない。

【所感として】
■水の支援を継続して行ってほしいという声が圧倒的に多く、小さな子を持つ親の立場の不安が顕著に読み取れる。経済的負担については、水以外にも、子供を県外に連れ出し遊びをしていること、もらった野菜を食べられないことなども影響しているという声が多くあり、1ヶ月に3万円以上の負担を強いられているケースもある。また、不安と経済的負担の中で、子供だけには安全なものを口にしてほしいと、料理を分けて作る家庭もいることから、経済的に困窮している家庭もあると思われる。
■放射能の情報がほしいという声が多いことから、放射能に対しての講座、ワークショップを行い、不安の解消を促すと共に、乳幼児を持つ家族同士のコミュニティ形成を行う必要がある。また、相馬基地での物資配布中に母親同士が、長時間の立ち話をする場面が多くなってきている。インターネットなどで様々な情報が入る現在において、どの情報を信じてよいのかわからなくなっている親も多いため、親同士のネットワークが不安を解消する手段の一つとなる。そうした意味から今後は、相馬基地を通じた親同士のネットワーク形成支援が重要になる。

(文責 小沼亮/伴場賢一)

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