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【BFF西日本水害復旧支援】参加大学生からの声(前編)

8月14日、15日にBFF大学生メンバーと共に実施いたしました、西日本水害復旧支援について、参加大学生からの声を掲載します。


■菅野翔佳 (福島県出身)

立教大学社会学部メディア社会学科

岡山の訪問は今回で2度目でした。最初は現地視察のみでしたが、水害が起きてから1ヶ月以上経過しているというのに復興どころか瓦礫処理等も追いついていない様子が見られました。また、市ごとに瓦礫処理や避難場所の対応に差が出ており緊急時における行政の重要さを強く感じました。

そして実際にボランティアをすることとなった2回目の訪問(8月14,15日)では家屋の解体及び除水作業を行いました。家屋の床を剥がし、窓や柱に溜まった砂や乾いた泥を拭いていきました。床板を剥がすと床板ギリギリまで水が溜まっていました。さらに豪雨から長い期間が経過しているのにも関わらず水が溜まっていたことに驚きと水の恐怖を感じました。

嬉しいこともありました。床の下に所有者の方々が飼育していた小さな魚が生きていたのです。建物は無くなってしまいますが、当時の思い出の1つであるペットが生きているということは支えにもなるかと思います。暑い中での作業となり思うように行かないことが多々ありましたが、少しでも被災地の力となれていたら幸いです。

 

■鈴木敦己 (福島県出身)

東京大学教養学部理科一類2年

今回、初めて完全なる非当事者として、岡山という「被災地」を訪れました。発災から5週間が経過していたにも関わらず、依然進行中である家屋の復旧作業。床板を剥がすと、泥水がたっぷりと、いまだ床板すれすれまで湛えられていました。これだけの時間が経っていても、改めて目前に突き付けられる災害の爪痕。当事者であれば、どれほど辛く・苦しく・寂しいものであるのか、非当事者には到底想像しえない感情であるという事実にも初めて思い至りながら、その絶望の片鱗に酷く動揺しました。そもそも、「床板を剥がす」という行為でさえも、確かに復旧作業として必要不可欠なことではありますが、かつて自身の生活を支えていた基盤を破壊しなくてはならないという現実、それを自らの手だけではなく、他者によって為されるという現状を、当事者は目の当たりにしていると気づかされたときに、強い葛藤と自責の念に襲われるには十分に酷な作業でした。非当事者でさえ(もしくは、非当事者であるからこそ)、これほど強く心身を揺さぶられるのであれば、それに5週間以上も晒され続けている当事者の心中はいかばかりなのか。

東北を思い返せば、早7年半、もはやそれが日常の一部となってしまっているこの状況が、どれほど異常なのかを初めて認識しました。非日常が日常になる前に。迅速な復旧復興が求められる意味の一つを、心身に刻まれる経験でした。


一般社団法人 Bridge for Fukushima
[本部:高校生のためのコミュニティスペース palette]
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