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【活動報告】BFF大学生ズ カンボジアに行く(第2回)

第2回の今回は滞在1日目・2日目についてです。大学生全員が初めてのカンボジア。1日目は3人の方にお話を伺いました。お昼ご飯はカンボジア料理屋でクイテウと呼ばれる麺料理や生春巻き、不思議なフルーツジュースを、夜には北原病院の職員さんと会食し、皆さんにカンボジアでの遊び方やカンボジアの現在について話していただき、カンボジアをより身近に感じることができたのを覚えています。それでは、ご覧ください!!

 レポート(1日目・2日目)

【カンボジアに到着して】

後発組がカンボジア プノンペン空港に到着したのは午前9時頃でしたが、現地の気温はすでに高く空気も乾燥していました。(当日の最高気温は43℃)また、雨季の遅れで記録的な水不足に陥っていました。トゥクトゥクが主要な交通機関の1つで、今回の研修の大部分の移動もトゥクトゥクだったのですが、砂埃が舞う道を行くのはなかなか大変でした。道路脇にはゴミが投げ捨てられ、意外にもベンツやレクサスといった高級車が割と多く見受けられたことに違和感を覚えました。車線の関係ない道路、街行く人々、店先で行われる交渉、コミュニケーション、ありとあらゆるものに日本にはないものを感じました。

②プノンペンの道路②トゥクトゥクの誓人さん

 

 

Dr. Rithyとの面会】②Dr.Rithyとの集合写真

Dr. RithyはAMDA(the association of medical doctors of Asia)のカンボジア駐在代表です。事前学習の段階で、カンボジアのHIV感染率が高い点(カンボジア 1997年:3.0%,  2003年:1.9%)に着目していた私たちは、その点について質問したところ現在は0.5%にまで低下したということでした。これはAMDAが中高生を対象として教育プログラムに長年取り組んだ成果の表れでもあり、プログラムで使用されるIEC(Info, Education, Communication)教材は青少年たちに行動変容を促すメッセージを伝えるツールとして重要な役割を果たしたそうです。このような成果がある一方、依然として医療レベルの低いカンボジアにおいて、日進月歩していく必要性をお話してくださいました。

AMDAリンク:https://amda.or.jp/content/category0001.html – page_id223

 

JICAカンボジア 安達 一所長との面会】②JICAカンボジア所長との集合写真

 

JICA(国際協力機構)カンボジア所長の安達 一さんにはカンボジア事情とカンボジアにおけるJICAの役割についてお聞きしました。
安達さんは、日本人が「日本の支援おかげだ」とひきずっている人もいる一方で、カンボジアでは日本や各国からの支援を知らない若者世代も増えているということで、援助国と被援助国との対等な立場というものを考えなくてはならないということでした。援助をしている日本は果たして優等生なのか?少子高齢化などにより、近い将来日本が逆にお世話になるかもしれないということを考えれば、私たちは援助の枠を超えて、脆弱性のみを見るのではなく、対等で水平
な立場という意識のもと、カンボジアとの関係を構築しなくてはならないのだと認識させられました。

 

【北原国際病院 祥史さん、EAC創設者 Sothearaさんとの面会】

【林 祥史さん】②北原国際病院 林さん集合写真

北原国際病院は現在「病院丸ごと輸出」計画を進めていて、林さんはその第一歩であるカンボジアに建設中のSunrise Japan Hospitalの院長先生で
す。「病院丸ごと輸出」とは持続可能な形で途上国に医療を輸出する仕組みのことで、

  • 十分な設備の整った施設建設
  • 医師や看護師などのスタッフの一部を日本から派遣②北原国際病院 林さん1

→医療を実践しながら現地の医師や看護師を育成し、現地に根ざした地域医療の提供を目指す(持続可能)

 

と このように、設備、人、教育システムなどのノウハウ、これら全てをまとめてパッケージ輸出する意味で「病院丸ごと輸出」としているそうです。現在各国の支援を受けて経済発展を遂げているカンボジアですが、クメールルージュの影響で医療レベルは未だに低く、経済発展と医療レベルの乖離が問題視されています。また医療制度が整備されておらず、参入するには障壁が少ないこと、親日・仏教国で治安がいいことなどがカンボジアを最初の病院開所地として選んだ要因ということでした。現在現地医療スタッフの雇用などは完了し、教育プログラムを実践するなどして病院の完成を待つのみの林さんたちですが、このような医療輸出を考えているのは決して北原国際病院のみならず、タイ、ベトナム、韓国の民間といったライバルの進出も進んでいるため、競争が激しくなってきているそうです。しかし、教育も視野に入れている点で他の病院とは大きく異なることや、術後の手厚いサポート、日本ならではの患者への対応などの強みを生かして、地域の人々との信頼関係を築きたいとのことでした。②林さん達と会食

北原国際病院 事業説明リンク:http://kitaharamsi.com/2018

Sunrise Japan Hospitalリンク:http://www.sunrise-hs.com/jp/index.php

 

Sothearaさん】

②店頭に並ぶ有機野菜

SothearaさんはEAC(Eco-Agri Centre)の創設者の方です。EACとは有機野菜生産の可能性を高めるのみならず、有機野菜生産者のネットワーク構築を目指しています。Sothearaさん自身はこれまで様々な会社を経営し、現在は農業や医療といった事業のサポートをしています。カンボジアのスーパーでは野菜用の洗剤も売っているほどに、野菜生産時に大量の農薬や化学肥料が使われることがあり、安全面に問題があることや、農閑期に100万人を超える農家が都市や国外に出稼ぎに行ってしまうという現状に対して「この労働力を他のことに利用できないものか」という思いから考え出されたのがこの有機野菜生産だったそうです。経済発展によって少しずつ人々の安心・安全へのニーズが高まっているカンボジアでは、有機野菜への関心も同様に高まっており、スーパーマーケットでも有機野菜コーナーが設けられるようになってきています。とはいえ、まだまだ圧倒的多数の人が品質よりも価格を重視するカンボジアですが、Sothearaさんは人々に安全・健康というオプションを提供していきたいと考えるとともに、有機野菜の輸出にも取り組んでいきたいということでした。

カンボジアで有機野菜について取り上げられた記事リンク:http://www.phnompenhpost.com/business/organics-finding-following

 

(第3回は7月5日投稿予定です。)


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